2024-07-31

全国で加入者激減!!ボーイスカウトの隊員募集の悩みは深いです。ホームページで知ってもらう活動してますか?

うちの子も隊員で活動していますが、ボーイスカウトって名前は一度は聞いたことがあると思います。

そのボーイスカウトですが、どこの団も隊員獲得に困難を続けていて、ここ数年、全国のボーイスカウトの加入者数が激減しているらしいのです。

参考になる数値として、日本ボーイスカウト茨城件連盟のホームページ記事によると、日本連盟の加盟員は、数字上で毎年6,500~7,000名が減少しているそうです。

日本ボーイスカウト茨城件連盟

私自身は調べてはいませんが、たぶん多摩地区の各ボーイスカウトも加入員が減っている団が多いのではないでしょうか。

きっと、どこのボーイスカウトも隊員数の減少、隊員の募集方法で大きな悩みを抱えていると想像できます。

まぁ、当然といえば当然なんですが、日本全体で子どもの数が減っていて、習い事もサッカーやダンス、ピアノ、英会話など多種多様に色々ありますからね。

その中で、多くの人は名前は聞いたことがあるとか、名前は知ってるけど、実態がよく知らないボーイスカウトを選んでもらうのは至難の業かもしれません。

ただ、幸いなことにボーイスカウト日野2団は、今のところ隊員数が減っているわけでもなく、随時、体験希望者さんもいらしてくれています。

それはなぜ?

ちなみに、ボーイスカウト日野2団の活動は、ホームページで見られます。

ボーイスカウト日野2団

隊員数を増やすには?

では、隊員数を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、世間に活動内容を知ってもらうことです。

私の場合、子どもが保育園年中の時に、日曜日の子育てが辛いと悩んでいたら、保育園に通うママさんにボーイスカウトに来てみてと言われ、半信半疑で体験に連れていったのがきっかけです。

当然ですが、体験に連れていくまで「ボーイスカウトってなに?」、「どんな活動をしているの?」って普通に疑問に思いました。

今までボーイスカウトって、入ったこともないし、興味すらもったこともないし、全然知らなかったですからね。

ボーイスカウトって言われて思い浮かんだのは、せいぜい

  • 縄で結び方を練習してる
  • キャンプをしている
  • 赤い羽根募金をしている

ぐらいにしか思い当たりませんでした。

でも、しばらく体験で通ってその活動をみていると私の予想に反して、「ボーイスカウトじゃないとこんな素敵な活動は出来ないよ」という活動が多くて正直びっくりしました。

知らないというのは、もったいないと思いました。運良く、子どもがボーイスカウトの体験に参加出来たのは非常に良かったでず。

そこで、ボーイスカウト日野2団の活動を世間に知ってもらいたくて当時の団委員長に「ホームページを作って活動内容を公開したらどうですか?」と提案してみました。

ただ、ホームページで活動を公開するなんてことは他の団ではほとんどしていなかったこともあり、団委員長も半信半疑で「イメージが沸かないから、とりあえずやってみせて」となんとか許可をくれました。

で、ホームページ制作は本業なので、サクッと子どもが喜びそうな雰囲気を醸し出したホームページを作り、ブログでビーバー隊の活動内容を公開したのです。もちろんボランティアですけどね。

2015年8月当時の日野2団ホームページ

それと、ホームページを作らなけばと思った最大の理由は実はほかにあって、体験で参加した当時のビーバー隊員は3名しかいなくて、率直に見守る大人の人数のほうが多いんじゃないか?と思ったからです。

なんだか「この先が心配、見過ごすことができない」という思いがあったのを覚えています。

それで「どうやって隊員を募集しているんですか?」と尋ねたら「既に入っている人の紹介だね。あとは今いる隊員の弟に入ってもらうとか」ということでした。

「うーーーん?これでは数年後には隊員がゼロになるんじゃないのかな?」と直感で感じたのは言うまでもありません。

それから10年が経ち、活動がある度にブログで活動内容を公開し、体験希望者も100名を超え、隊員数も増えて、現在は、ビーバー隊は10名を超え、カブ隊も20名を超えています。

なかでも特に女子の隊員が増加が著しいです。

日野2団の隊員数

新規入隊が増えませんという悩み

先日、別の団に入隊している親御様から「新規で隊員が入ってくれないんです」という悩みを話してくれました。

そこで、その団のホームページをグーグル検索で探してみると「ない」。

かろうじてフェースブックで紹介されていたたものの、フェースブックだと会員登録しないと詳しく見られないんですよね。

あと、その団の意識として「地道に活動していれば、興味のある人が探してお問い合わせしてくれる」と思っているらしいのです。

ん?20数年前ならいざ知らず、今は無理かも?と思います。冒頭に書いたように、習い事はボーイスカウトだけではないですからね。選んでもらう理由が必要です。

ですから、選んでもらう理由の情を自分から発信しないと今は興味ももってくれませんから、はっきり言って、待っているだけでは誰もきません。

地道な活動も世間に広報して知ってもらわなければ、誰も知りうることは不可能なのです。

それで「ホームページで活動内容を公開したらいかがですか?」と言ってみても、「写真を掲載すると、個人情報があるからねっ」で終わってしまうのです。

もしかして「やらない理由を探してますか?」

ホームページやブログの更新が続かない

残念ながら、多摩地区のボーイスカウトを見ても、現在、多くの団がホームページやブログの更新が止まっています。

個人情報の壁をクリアして、折角ホームページやブログで活動写真を公開できたとしても、更新が長く続かないんですよね。生きてるホームページを継続するのは難しいのです。

更新が止まってしまう一番大きな原因が、ホームページやブログを更新してくれる人が辞めてしまうからです。

特に更新してくれるのが親御様だった場合には、その親御様の子どもが入隊している間は更新できますが、子どもが退団した場合、多くはそこでストップしてしまいます。そこは、やはり会社組織とは違いますからね。しかもボランティアですし。

「じゃ、更新が楽なフェースブックで公開しよう」と一時的にフェースブックに移行しても、結局更新する人がいなければ、フェースブックだろうがインスタグラムだろうが根本的な原因を解決しない限り更新は止まってしまいます。

2年前ぐらいにPTAの活動を近畿日本ツーリストさんが請け負いますってニュースがありましたが、ボーイスカウトも外部に委託するなどの継続的に更新できるシステムが必要かもしれません。悩ましいところです。

日野2団は、今のところ更新に関しては、当事務所が更新していますので、大丈夫ですけどね。

余談ですが・・・

日野2団のホームページを公開した当初は、団員様からの修正依頼や親御様から苦情メールも沢山頂きました。

ホームページを作成した私自身がボーイスカウト未経験でしたので、ボーイスカウトの専門用語などは全く分からず、活動で見たままの感想を書いていきました。

すると団員様から「ホームページに書いてある団長なんて用語はない。トップの敬称は団委員長だよ。今すぐ直して」と注意されたり、ブログの写真では「私の顔が半分切れてる。不吉だから差し替えして」とか「美人のママさんばかり掲載してるんじゃないよ」なんて苦情メールも頂きました。

当然ですが、決して美人のママさんばかりを撮影してることはないんですけどね。当初は心が折れそうになって更新をやめてしまおうかと思ったことも多々ありましたが、自ら始めたことですので、歯を食いしばって更新を続けてきました。

最後に、ボーイスカウトに入ってみると分かるのですが、ボーイスカウトだからこそ出来る体験があります。一度、住んでいる地域のボーイスカウトのホームページやブログ、フェースブックなどを覗いてみてくださいね。

もし、ボーイスカウトのホームページの更新が難しいというお悩みがありましたら、ご相談下さい。当事務所で更新業務の請負(有料)も可能です。

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